車のヘッドライトに発生する黄ばみの原因は?対策を解説

みなさんこんにちは。がちゃぶろクロスです。
今回は車のヘッドライトに発生する黄ばみの原因を解き明かし
綺麗にする方法から対策・予防までを解説したいと思います。

この記事を読むことでヘッドライトに発生する黄ばみの原因を知り
黄ばみ除去の方法、黄ばみの発生を予防する対策が分かるようになります。

この記事は5分で読めます。
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なぜ黄ばみが発生するのか

新車の時はあんなに綺麗なヘッドライトだったのにいつの間にか
黄ばみが出てしまい、くすんでしまったという経験はないですか?

実は昔の車(90年代)はヘッドライトがくすむなんてことはありませんでした。
それはライトの素材にガラスが使用されていたからなんです。

ガラスは素材の特性上、黄ばむ等の発生リスクがありません。

ですが最近の車のヘッドライトの素材にはポリカーボネートが使用されています。

ポリカーボネートは「樹脂」で出来ています。
そしてこの樹脂こそがヘッドライトに黄ばみを生む起点となっているのです。

樹脂は紫外線に弱い

樹脂は素材の特性上、紫外線に弱く、日焼けを発生させる特徴があります。

車のヘッドライトも同様に紫外線を受け、日焼けを起こしている状態になります。
新品の状態は紫外線からの影響を防ぐ為に表面にコーティングが施工されています。
しかしそのコーティングも経年劣化により剝がれてしまうことで、紫外線の影響を
防ぐ事が出来なくなり、日焼けに繋がるといった流れになります。

レンズの内側も注意が必要

レンズの黄ばみは外側だけではありません。
内側も気を付けなければならない理由があります。

ヘッドライトにディスチャージバルブ等が使用されている場合は通常のハロゲンバルブに比べ
非常に多くの紫外線を発生させます。
その為ディスチャージの放電管にはUVカットを施工しているものがほとんどです。

しかし国内外の粗悪品にあたってしまうとUVカットを施工していないバルブだったり
するので、その場合は内側にがっつり紫外線が照射するので日焼けを起こしたりする可能性が高いです。

なぜガラス製からポリカーボネート製へ変わったのか

前述していますが昔の車はほぼガラス製のヘッドライトであった為に
日焼けして黄ばみが発生することはありませんでした。

ではなぜ劣化リスクが少ないガラス製からポリカーボネート製に変えたのでしょうか。

それには大きく3つの理由がありました。

  • 強度の問題
  • 重さの問題
  • 加工の問題

詳しくみていきましょう。

強度の問題

昔の車に使用されていたガラス製のヘッドライトはガラスで出来ている分、飛び石や
何かしらの衝撃によって割れてしまうリスクがありました。
これは実際によくあった事例です。

それに対してポリカーボネート製は非常に強度が高く、強化ガラスの60倍以上の強度
誇ります。

そういった理由から時代の経過とともにガラス製が少なくなり、ポリカーボネート製に
移り変わっていった背景があります。

重さの問題

これはポリカーボネート製のほうがガラス製に比べ重量が軽いという
メリットがあります。

単純に同じ大きさでもガラス製の約半分程度の重さなのがポリカーボネートになります。

近代の車は昔と比べ様々な充実装備が増えました。
が、装備が増えた分車両総重量も増えます。
総重量が増えれば必然的に燃費も悪くなります。

そういったデメリットを極力少なくする為に軽く出来る部分は軽くするといった
メーカーの努力がここにあります。

加工の問題

ポリカーボネートのメリットとして加工のしやすさが挙げられます。

昔のガラス製で作られたヘッドライトはある種、単純な造型でのライトが多かったです。

ですが今の車を見ると、複雑な流線型で非常に凝った作りなのが特徴です。

この複雑な作りを実現出来たのも加工しやすいポリカーボネート製を使用したことが
大きいです。

黄ばんでくすんだヘッドライトはもう直らない?

ではその黄ばみが発生したヘッドライトを元通りにすることは可能なのでしょうか。

そんなの新品にすれば良いじゃん

・・・って思いがちですが

確かに新品にしても良いですし、一番元通りになる方法だと思います。
ですが新品だと、車種によりますが20万前後は費用が掛かってしまいます。

ご自分で交換が出来る人であればヤフオク等のネット中古販売で購入し
取り付けることで解消することもあります。

あるいは研磨やコーティングを専門にしている車屋さんもあるので
そこに依頼する手もありますがそちらも5万程度の費用が掛かります。

一番安く、ある程度の効果を求めるのであればこちらの商品がおススメです。

黄ばみ予防対策はあるのか

一度黄ばんでしまうと交換するにしても修復するにしても
安くはない費用が掛かってしまうのが現実です。
ですがそのままの状態で乗ってると見た目も悪いし
ライトの光量が落ちるのもまた現実です。

ではそうならない為に予防策はあるのでしょうか。

黄ばみの原因は「紫外線」です。

紫外線は日中の太陽が出ているときに発生します。
ライトが新しい状態のときはライト自体にコーティングがされていて
それが紫外線を守ってくれるバリアの役割を果たしていますが
古くなるとそのコーティングがはがれてしまい
バリア効果が薄れます。

そうなる前に定期的にヘッドライト用のコーティング剤等で保護することにより
日焼けを防ぐ事が出来、結果黄ばみの発生も防ぐ事が出来ます。

引用元:ピカピカレイン

まとめ

ヘッドライトの豆知識いかがでしょうか。

今の車は昔と違いヘッドライトの造型が複雑になった、あるいは複雑にするのが可能に
なった代償として、紫外線による「黄ばみ」リスクが出てきています。

また黄ばみリスクは外部的な部分だけでなく、内部、つまりヘッドライトから放たれる
ディスチャージバルブによっても紫外線の影響を受けることがあります。

しかしその黄ばみも定期的なメンテナンスでその輝きを維持することが出来ます。

小さな芽の内に摘むことで、大きな出費を防ぐことに繋がるので
毎日じゃなくて良いので、週に一回程度ご自分の車の様子を見てあげるだけでも
車は喜びますよ( *´艸`)

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この記事を書いた人

はじめまして。
Cross blog 【がちゃぶろ】を運営していますクロスと言います!
80年代生まれの田舎育ち。
自然豊かな緑に囲まれた場所で生きてそのまま今に至ります。
田舎に慣れ過ぎて、たまに東京にいくと人の多さにびっくりします。
趣味は車・バイクで昔はそういった関係の仕事をしていました。
休みになると車を弄ったり、洗車したり、バイクに乗ったりしています。

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